院長コラム
Column
2025年大阪万博
2018年11月24日
2025年の万国博覧会の開催地が大阪に決定しました。1970年の大阪万博から55年ぶりの開催です。
1970年には関西のみならず日本全国や世界中から半年の開催期間中に5000万人以上の多くの人が集まり、大阪の活気と元気の象徴となりました。当時、私は親に連れられて万博を見に行ったようですが、残念ながらあまり記憶にはありませんが。
東京オリンピック後は2025年の万博にむけて活気のある話がいろいろでてきそうで楽しみですね。
大阪の街は今でも観光客の効果で、たくさんのホテルが建設されていますが、さらに多くなりそうな気もします。2兆円の経済効果があるとのことです。
しかし、ニュースによりますと未だ財源の不安は未だあるようです。
今回の万博での地下鉄の延線などの費用はIR開発の財源をも当てにしているそうです。カジノ、IR法案が少し前に国会で認可されましたが、法案が通らないと開催のめども立たないのだということのようでした。カジノの認可場所も未定な状態にもかかわらず危ない橋を渡りながら何とか開催にこぎつけたということなのでしょう。
もし大阪が落選していた時には、それこそ大阪府民は屁でもこいて寝とかないといけないところでした。少しアバウトでも許されるところが大阪らしいという気もします。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、医療や健康が大きな柱となります。ノーベル賞の山中教授や医学生も誘致のプレゼンテーションに参加されました。
2025年までには再生医療やAI医療などどんどん新しいことが実践されていくのだと思いますし、それこそ世界の人がびっくりするようなことを考えてほしいものです。
個人的には、医療の2025年問題と時期がかさなりますので、それを解決できるような長寿社会における革新的な医療を提案、実践できればおもしろいような気がします。
また再生医療や抗老化ということも多くの人が興味を示す大きなテーマです。そして関西の食べ物、文化を世界の人に直接知ってもらうよいチャンスですね。
おそらく2025年は1970年と比べて、ネットで簡単に情報をえることができる社会ですので、多くの人にわざわざ来てもらうにはいろいろと工夫が必要なのでしょう。
例えば、万博開催地に足を運べばいつも関西のすごいおいしい食事を食べれるとか、いつでも健康になれて長生きできそうだというようなことも大切なのかもしれません。
万博の開催までのみならず終わった後も多くの人が集い、いつも笑顔あふれる元気な大阪が続いてほしいという想いです。そのためには多くの人の創意工夫が必要なのだと感じます。