院長コラム
Column

台風21号

2018年09月05日

今回のような激しい台風は本当に久しぶりです。そして関西に大きな傷跡を残しました。今年の災害の多さは異常で本当に大丈夫と改めて感じます。

台風通過が診察時間に重なったためさすがに多くの患者さんはキャンセルされましたが、一部患者さんの予約はありましたので当クリニックは開院していました。私自身もまさに間一髪での通勤でした。

あまりにもビルが揺れるのでそろりと窓から外を覗いたところ、近くのビルの壁がはがれ吹き飛ばされたり、近くの工事現場からはいろいろなものが落ちてきたりクレーンがぐるぐる回転したりとまさに別世界の景色でした。

いろいろなものが飛び交う激しい暴風雨の中、来院された患者さんも命がけだったと思います。「帰るときに外にでたらその景色にびっくりしますよ。」といってくれた方がおられましたが、帰宅時のクリニックの前はどこからか飛ばされてきた看板や壁などが巻き散らかれ、道沿いの多くの街路樹は傾きなぎ倒されていました(写真)。その風がいかに凄まじかったのか想像できます。

多くの消防車が出動していましたので、いくつかの火災があったのでしょう。関連する人々は本当に大変な夜を過ごしたのだと思います。

家に帰ると網戸がうごかず、ベランダの壁もはがれおちていました。そしてうちの猫は腰を引けた状態でそろそろと歩いていました。

翌日の出張先の治療クリニックも、朝の6時まで停電して空調もなく大変だったそうです。午前中の治療はなんとか施術することができました。その他の医療施設が大丈夫だったのかも心配です。

本日出勤時、まだ高島屋前の信号機も壊れ、その前の木造家屋も屋根のみならず2階部分が吹き飛ばされて倒壊寸前でした。

しかし多くの人や車が普通どおり通っているところにあらためて大阪人のたくましさもみることができました。

関西空港は滑走路が浸水し、タンカーが連絡橋に追突したため復旧のめどが立たないようですので、関西地域のこれからの経済活動も気になります。心より皆様の安全と関西の早期の復興を祈ります。

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