院長コラム
Column

大阪人の厳しい目

2019年01月16日

個性的な県民は?というアンケートの答えとして大阪府民がダントツの1位で、2位とはダブルスコアだそうです。

確かに他の県民とは違ってキャラが際立って濃いのかもしれません。そしてつっこまないと気が済まない厳しい目も合わせもっていそうです。

大阪のおっちゃん、おばちゃんはオレオレ詐欺に引っかかる人が全国一少ないそうですが、電話先で言われた時、オレという名前の子供はいないと返します。

サービスや笑いに関しても厳しそうです。

お笑いの方が、全国のテレビで活躍していますが、その多くは大阪で活躍されていた人です。大阪の目に耐えられればどこでも通用するということなのでしょう。

お金のことについてもシビアです。他の地域では、お金のことをいうのは少し。。。と感じられるのかもしれませんが、その点大阪の人はストレートです。

クリニックに来院される人が少ないと運営を心配してくれる患者さんもいます。「もうかりまっか?」の答えは「ボチボチですわ」です。

医療に関しての目も厳しいようです。

開業前の保険医の説明会でも大阪の患者さんは厳しいので心してくださいということでした。

厚生局窓口への医療クレームは、大阪の電話だけはずっと鳴りっぱなしだそうです。

東京の百倍、地方の県の数百倍という頻度で、全国の中でもダントツでインド人もびっくりです。

高いお金を請求されたので悪いことをしているのに違いないなど、クリニックにおいては個人の医者に対するクレームも多いようです。

クレームが多い理由は、言わないと気が済まない大阪の人の気質なのかもしれません。それ以外にも大阪の医者は品格がなく、患者さんから尊敬されていないというお役所の考察もあるそうです。

確かに他の地域でも働いたことのある医師は、決まって大阪の患者さんは厳しいと言います。一方、関東地区のお医者さんは品格があり尊敬されているので、患者さんはすごく遠慮されるとのことです。

そして病院とクリニックでは患者さんの意識は違いそうです。クリニックでは、多くの場合患者さんと同じ目線です。だからなんでも思ったことをいいやすいのでしょう。

私自身クリニックを開業して、1年半が過ぎましたが、病院勤務の時よりも言葉遣いがだんだん丁寧になってきているような気もしています。

大阪の人の厳しい目にも耐えられる、どこに出ても通用するような少しは品格あるクリニックを目指してボチボチと頑張っていきたい想いです。

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